FAXとは?仕組みや種類をわかりやすく解説|電話回線FAXとインターネットFAXの違い

メールやチャット、クラウドサービスが普及した現在でも、FAXはさまざまな業界で利用されています。
業界によっては受発注書や注文書、申込書などのやり取りでFAXが活用されており、業務を支える手段の一つとして定着しています。

近年は電話回線を利用する従来型のFAXだけでなく、パソコンやクラウドサービスから利用できる「インターネットFAX」も普及しています。
弊社もインターネットFAXサービスを提供しておりますが、業界を問わずさまざまなお客様にご利用いただいています。下記は、2025年4月から2026年3月までの利用実績をもとにした業種分布です。

【FAXを利用している主な業種】

※弊社FAXサービスの利用実績(2025年4月~2026年3月)をもとに作成

本記事では、FAXの意味や仕組み、種類、電話回線FAXとインターネットFAXの違い、メリット・デメリットについてわかりやすく解説します。

FAX(ファックス)とは?

FAXとは、文書や画像を読み取り、その内容を遠隔地とやりとりするための通信技術です。
紙に印刷された文書だけでなく、図面や手書きの資料などもそのまま送れることから、長年にわたってビジネスシーンで利用されてきました。
現在では、電話回線を利用する従来型のFAXに加えて、インターネットを利用して送受信するサービスも登場しており、運用方法も多様化しています。

FAXの正式名称

FAXの正式名称は「Facsimile(ファクシミリ)」です。
「Facsimile」はラテン語の「fac simile(複製・模写)」を語源とする言葉で、原稿をそのまま複製して送るというFAXの仕組みに由来しています。
現在では「Facsimile」を略して「FAX(ファックス)」と呼ぶのが一般的です。

FAXにはどんな種類がある?

現在、FAXにはさまざまな種類がありますが、大きく分けると「電話回線を利用するFAX」と「インターネット回線を利用するFAX」に分類できます。
ここでは、代表的な4種類のFAXについて解説します。

【代表的なFAXの種類】

項目 通信回線 送信形態 受信形態 印刷 FAX機
FAX専用機
FAX機能付き電話機
電話回線 必要 必要
複合機FAX 電話回線 紙・
データ
必要 必要
PC-FAX 電話回線 データ 紙・
データ
不要 一部必要
インターネットFAX インターネット回線 データ データ 不要 不要

①FAX専用機・FAX機能付き電話機

家庭やオフィスなどで利用されてきたFAXです。
機器を電話回線へ接続し、紙の原稿で送受信します。

②複合機FAX

コピー、プリンター、スキャナーなどの機能を備えた複合機で利用するFAXです。
企業では複合機にFAX機能が搭載されているケースが多く、電話回線へ接続して利用されています。

③PC-FAX

パソコンから直接FAXを送信できる機能です。
WordやExcel、PDFなどで作成したデータを印刷せずに送信できるため、紙の使用量を削減できます。
一般的にはFAXサーバーや複合機と連携して利用されます。

④インターネットFAX

インターネット回線を利用してFAXを送受信するサービスです。
FAX機や電話回線を利用せず、パソコンやスマートフォンからFAXを送受信できます。
近年はリモートワークやペーパーレス化への対応手段として利用が広がっています。

FAXの仕組みとは?

FAXは種類によって利用する回線や機器が異なります。
そのため、送信から受信までの流れも一律ではありません。

ここでは、各FAXの代表的な利用方法をもとに、送信から受信までの仕組みを解説します。
実際には受信側にも複数のパターンがありますが、複雑になるため、本記事では受信先を一般的なFAX機や複合機として説明します。

FAX専用機・FAX機能付き電話機・複合機FAXから送信する場合(①②)

1・原稿を読み取る

送信側のFAX機や複合機が紙の原稿を読み取ります。文字や画像はデータへ変換されます。

2・電話回線を通して送信する

読み取ったデータを電話回線経由で送信し、送信先のFAX機にデータを順番に伝送します。

3・受信したFAXを紙で印刷・閲覧する

受信したデータはFAX機や複合機から印刷されます。
機種によってはPDFなどの電子データとして保存できる場合もあります。

PC-FAXから送信する場合(③)

1・原稿データを取り込む

WordやExcel、PDFなどで作成したデータを取り込みます。

2・電話回線を通じて送信する

PC-FAXと連携している電話回線・FAXサーバーを経由して送信し、FAX機にデータを伝送します。

3・受信したFAXを紙で印刷・閲覧する

受信したデータはFAX機や複合機から印刷されます。
機種によってはPDFなどの電子データとして保存できる場合もあります。

インターネットFAXから送信する場合(④)

1・原稿データを取り込む

WordやExcel、PDFなどで作成したデータを取り込みます。

2・インターネット回線を通じて送信する

契約したサービス事業者のシステムを経由し、インターネット回線でデータを送信します。

3・受信したFAXを紙で印刷・閲覧する

受信したデータはFAX機や複合機から印刷されます。
機種によってはPDFなどの電子データとして保存できる場合もあります。

FAXを使うメリット

FAXは長年にわたって企業間の連絡手段として利用されてきた通信手段です。とくに電話回線を利用する従来型のFAXは、多くの企業で利用されていることから現在でも業務フローの一部として定着しています。

また、近年はインターネットFAXが普及してきており、従来のFAXの利便性を維持しながら、ペーパーレス化やリモートワーク対応を実現できるようになっています。

ここでは、FAX全般に共通するメリットと、インターネットFAXならではのメリットを紹介します。

一般的なFAXのメリット(①②③④)

FAXには種類ごとの違いはありますが、まずFAX全般に共通する主なメリットを紹介します。

1.相手の環境を選ばず送信できる

FAXは多くの企業で利用されているため、業種を問わず送信できます。

2.手書き文書をそのまま送れる(①②の場合)

申込書や図面、手書きのメモなどをデータ化することなく送信できます。

3.開封率が高い

受信後に自動的に印刷されるため、気付かれやすい特徴があります。

4.業界によっては現在も標準手段

卸・小売・サービス(人材派遣など)・公共機関・製造・医療福祉などの業界では、現在もFAXを利用した業務フローが定着しています。

インターネットFAXで運用する場合の追加メリット(④)

インターネットFAXは、上記に加えて次のようなメリットがあります。

1.ペーパーレス化できる

印刷せずにFAXを送受信できるため、紙の利用量を削減できます。
紙の保管や廃棄にかかる手間も軽減できます。

2.場所を問わずFAXが使える

インターネット環境があれば、オフィス以外からでもFAXを確認できます。
在宅勤務や外出先での業務にも活用できます。

3.コスト削減につながる

FAX機や専用回線の維持費、紙やトナー代などを削減できる場合があります。

運用状況によっては業務コストの見直しにつながります。

4.文書管理がしやすい

受信したFAXを電子データとして保存できるため、検索や共有が容易になります。
紙のファイリング作業も削減できます。

FAXを使うデメリット

FAXには多くのメリットがある一方で、利用する種類によって異なる課題があります。
ここでは、電話回線を利用するFAXとインターネットFAX、それぞれの主なデメリットを紹介します。

電話回線で運用するFAXの場合のデメリット(①②③)

電話回線を利用するFAXには、紙やFAX機を前提とした運用ならではの課題があります。

1.紙・トナーが必要(③PC-FAXの場合は不要)

FAXの送受信には用紙やトナーを使用します。送受信枚数が多い場合は、消耗品の管理や補充も必要です。

2.保管場所が必要(③PC-FAXの場合は不要)

紙で受信したFAXは保管スペースが必要になります。長期間保存する場合は、管理コストも発生します。

3.誤送信リスクがある

FAX番号を手入力する必要がある運用の場合は、番号の入力ミスで第三者へ送信してしまう可能性があります。
送信後に取り消せない点にも注意が必要です。

4.外出先で確認しづらい

受信したFAXはオフィスのFAX機や複合機で出力されることが一般的です。
そのため、外出中は内容を確認できない場合があります。

インターネットFAXで運用する場合のデメリット(④)

インターネットFAXは、電話回線を利用するFAXの課題を解決しやすい一方で、インターネット環境が前提となるため、運用面で注意すべき点もあります。

1.インターネットに接続していないと使えない

インターネットFAXなどのサービスを利用するためには、インターネット接続環境が必要です。
そのため、インターネット回線の障害やサービス側のトラブルが発生した場合、一時的にFAXの送受信ができなくなる可能性があります。

2.導入時の運用変更が必要

紙で運用していたFAXを電子データ運用へ切り替える場合、業務フローの見直しが必要になることがあります。
例えば、これまで紙で回覧していた書類を電子データで共有する仕組みへ変更したり、保存方法を見直したりする必要があります。また、利用するサービスやシステムの操作方法を社内へ周知する手間も発生します。
ただし、一度運用が定着すれば、書類管理や情報共有の効率化につながるケースも少なくありません。

3.FAX番号が変わってしまう

一般的なインターネットFAXは、契約時に発行される専用番号を使用します。
今まで使っていた固定回線の番号を引き継げないため、取引先への変更通知や旧番号側での転送設定などが必要な場合があります。

なぜ今でもFAXは使われているのか?

メールやチャットツールが普及した現在でも、多くの企業でFAXは利用されています。
その背景には、長年にわたって構築されてきた業務フローや商習慣があります。

今でもFAXが多く使われている業種・業界

卸売り・小売では発注書や納品書、人材派遣などのサービスでは派遣先の募集、公共機関では書類のやり取り、医療機関では紹介状や処方に関する連絡など、FAXを前提に運用されている業務が現在も存在します。

また、取引先や協力会社を含めた業務全体がFAXを中心に構築されている場合、一部の企業だけがFAXを廃止することが難しいケースもあります。

インターネットFAXをご検討の際は日本テレネットにご相談ください

FAXは現在も多くの企業で利用されていますが、電話回線を利用するFAXには、出社対応や書類管理といった課題もあります。

そのような課題の解決策のひとつがインターネットFAXです。インターネットFAXなら、取引先とのFAX運用を維持したままペーパーレス化やリモートワーク対応を進められるため、近年では導入する企業も増えています。

日本テレネットでは、企業向けインターネットFAXサービス「MOVFAX」を提供しています。
FAX業務の効率化や運用見直しをご検討の際は、お気軽にご相談ください。

監修者情報

日本テレネット株式会社 マーケティングチーム

日本テレネットはFAXやSMSなど、多様なコミュニケーションサービスを展開している企業です。
このコラムでは、ビジネスシーンで必要とされるコミュニケーションサービスを30年以上に渡り提供、累計取引社数40,000社の実績を基として、ビジネスに関する様々な情報を発信しております。

コラム一覧に戻る

今なら! 月額基本料金30日分割引! 受信は月1,000枚まで無料! 今なら! 月額基本料金30日分割引! 受信は月1,000枚まで無料!

導入前のサービスに関する不明点、導入後のサポートに関しては こちらからご連絡ください。

※お申し込み日の属する月についても受信1,001枚以上からは1枚10円(税込11円)、送信については1枚ごとに全国一律10円(税込11円)の費用がかかります。
※お申し込み月(初月)の解約はできません。
※「月額基本料金30日分割引」は契約日から30日分となります。